乗馬大会


1999/11/14

1999年11月14日アオイ乗馬クラブの乗馬大会があった。私にとっては4回目の乗馬大会である。

乗馬をはじめて丸4年経った。この間に、いったい何鞍ほど乗ったのか?いまだに乗馬といえるような乗り方はしてない気分のまま、4回目の大会に出場した。開会式風景

今年は例年になく仕事が忙しく、大会前の練習ができなかった。未だに馬場馬術3級のコースを覚えていない。いや覚えようとするのだが難しくって覚えれない。年のせいもあるかもしれない。昨年も馬場馬術3級に出たが、実はコースを覚えておらず、ほとんどむちゃくちゃな出場であった。


3級科目の中に反対駆歩がある。私の乗るスマッシュはこれが大の苦手である。いや・・スマッシュが苦手なのか?私が苦手なのか?ともかく練習の場でも右手前の反対駆歩ができたことが少ない。技術的なことは良くわからないが、左手前の反対駆歩はいとも簡単にやってくれるが、右手前となるととたんに難しくなる。技術的な問題よりも調教の問題かもしれない。

しかしそんなことは言って居れない。今日は乗馬大会当日なんだから・・・。
私の乗るスマッシュ
3級科目が始まった。トップは昨年優勝の梛野さん。問題児のリュウに乗っているが、さすがにうまく乗っている。リュウを刺激しないように乗っているように見えた。あり??・・・梛野さんの乗馬を見ていて、自分の記憶しているコースと違うことに気が付いた。(^_^;)

私が速歩と覚えたところが常歩だったのだ。慌てて、コースの覚えなおしである。学生時代の試験の直前を思い出す。

そろそろ自分の出番になってきた。スマッシュに鞍をつけなければいけないが、はてはて誰に頼んで鞍をつけたもんか?日ごろ先生に頼りっきりで、鞍のつけ方も知らない私は、慌てて中学生のボクを捕まえて鞍をつけてもらった。待機馬場風景、いつも元気な木の実さん

丸4年も乗馬をやっていると、さすがに鞍をつけれない、はみをつけれないと言っていると馬鹿にされるという事実が分かってきた。これからは時間のあるときは、なるべく自分で、はみや鞍をつけようと思った。

中学のボクに鞍をつけてもらって、スマッシュに乗って馬場に出る。スマッシュもカー!!(怒)となるとイケイケになってしまうので、待機馬場ではそっと立った待っていた。

しばらくすると、私とスマッシュの名前が呼ばれた。さあいよいよだ。

自分としても昨年よりはずっと落ち着いているようだ。だって、今年はコースを覚えてきたんだから、昨年よりは随分落ち着ける。(+_+)
馬場馬術3級科目結果
スマッシュも作戦どおり落ち着いている。さあここから中間速歩。ほんのちょこっと拍車を入れる。素直に反応してくれている。ここから、伸長速歩。さらに拍車を入れる。ちょこっとヤバイと感じる。スマッシュがその気になってきちゃったみたい。その気になっちゃうと尋常速歩に戻ってくれない。手綱を引くと却って加速しようとする。そのあたりコントロールできないのが、下手ゆえんの所であるが・・・。

やっぱり、尋常速歩のところでほんの一瞬手綱が緩んで駆歩になってしまった。仕方ない。この失敗はともかく、あとは反対駆歩がうまくこなせれば自分としては満点である。問題の右手前の反対駆歩になった。ありゃあ。やっぱりスマッシュはちゃっかりと手前を変えている。仕方がないので速歩に戻して、手前を合わせて再度駆歩のやり直しである。トホホ・・・

かくして、予想通りの結果で3級科目は終了した。練習から考えると妥当な出来かもしれない。来年は反対駆歩を何とかマスターしたい。それにはどうしたらいいのか?まったくそのヒントも浮かんでこないが・・・(+_+)


子供たちを乗せて馬場を一周午後からの大きなテーマは情緒障害児の体験乗馬である。100人近い子供たちが馬に乗るために集まってくる。この子供たちがどういった気持ちで、馬に乗っているのか?馬に乗って、馬場を一周することで何が変わるのか?その意義はまったくわからない。単にその場だけの喜びだけで終わってしまっているかもしれない。

しかし、その瞬間だけでも何らかの影響を子供たちに与えているようである。
とても、楽しそうに乗る子、馬にしがみつくように恐る恐る乗る子、自慢げに乗る子。さまざまな反応を示す。
中日新聞記事
情緒障害児の乗馬テラピーという治療があると聞く。動物と触れることによって、人間からでは得られないものを得る事ができるのだろう。動物は嘘をつかないから、人間よりも心を開きやすいのかもしれない。

この体験乗馬の様子が翌日の中日新聞に載った。こうやって報道してくれると苦労して子供たちを乗せて回ったクラブ員たち、馬たちも報われるような気がする。

さあまた明日から、来年の乗馬大会に向けて練習です。・・・といいながら、乗馬大会が終わるとすぐに、いい加減に乗ってしまう私であった。


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