先生にお願いして、まず厩舎からスマッシュを出しに行った。ところが・・・肝心のスマッシュが居ないではないか。スマッシュの部屋が空なのである。てっきりスマッシュの部屋を直すためにスマッシュを別の部屋に移動させたのかなと、考えをめぐらした。
ところが、先生から”スマッシュは居ないよ！！”という返事。
数秒間、この意味が理解できなかった。
”えっ？？まさか・・・”と、私。先生はうなずいている。
”死んじゃった・・・？”
つい数日前の乗馬大会に私はスマッシュに乗って出場したし、障害競技も元気に跳んでいたのに・・・・。
スマッシュは１１月１８日に倒れたとの事。
以下は先生から聞いた内容から私が勝手に想像した状況である。
スマッシュはお尻が痒くって自分の厩の中で鉄の柵にお尻を強く押し付けて掻いていたようだ。鉄の柵に強く体重をかけすぎて、突然鉄の柵がぐにゃっと曲がる。体重を鉄の柵に預けていたスマッシュは勢いあまって、腰砕け状態で倒れこむ。そのときにどちらかの後肢を脱臼したか、骨折したかのようだ。
どのくらいの時間か？先生に発見されるまで起きられない状態が続いていたようだ。
スマッシュは相当苦しんで居たようだ。いろんなところに傷が出来て、かなり出血もあったとのこと。先生はスマッシュのこの状況を見て安楽死を選び、獣医を呼んだ。
