2000年乗馬大会


2000/11/16

乗馬大会の季節がもうきてしまった。これで今年で5回目の乗馬大会だろうか?月日の流れがとても早く感じられる。なんとなく寂しい今日この頃。選手宣誓風景(竹本選手)

さてさて、今年も乗馬大会がやってきました。日頃の練習の成果を見せるときです。・・・なんて、まともな事は言ってられない。なんとなれば練習なんかしてないからだ。自己練習は確かにやっているが、他人が見てくれる練習は一度もやっていない。馬場馬術に出場するわけだが、採点するのは他人。他の人から見て上手く乗れているか?乗れていないのか?判断するわけだから、他人の意見を聞きながら練習するのが本当だろう。だが、そんな練習は一度もした事がない。

そんなことを感じつつ・・・・大会当日は馬が興奮してますね。エイブルに乗った瞬間に分かった。いつもと違う。すぐに速歩に移ろうとしている。グイグイ行ってしまうので、一生懸命落ち着かせるように、話しながら歩き始めた。馬場を2周ほど歩くとやっと落ち着いてきてくれた。もうしばらく常歩を続けた。いつものエイブルに戻りつつある。

それから、速歩、巻き乗り、駆歩、駆歩の巻き乗り、ここまでは結構上手く反応してくれた。
ただし左手前だけである。右手前の駆歩がいつもよりも出にくい。馬の首をかなり内側に曲げてやら無いと逆の足で出てしまう。ここに、まだエイブルの興奮を感じる。

しかし、次の乗り手もエイブルを待っている。時間の余裕も無い。

じゃあ、反対駆歩!水越さん採点風景

ここでまた、躓いた。反対駆歩を全くやってくれない。指示は充分なだけ出しているはず。(こう思えるようになったところに自分の進歩を感じるフムフム)余り馬を興奮させても良いことが無いように思えたので、また常歩を少しやって、他の乗り手に変わった。上手くいかなければ仕方ない。(うむ、この達観した考え方にも上達が伺われる。全くの自己満足(^^;))

いよいよ、本番である。やっぱりエイブルは本調子ではないようだ。やや馬が重く感じられる。しかし、拍車を強く使ってしまうと、興奮が戻ってきてしまい、上手くいかないだろうと考えて、余り強く出さない方針とした。(後にこの考えが少し甘かったことを悟るのだが・・・)

速歩で入場。敬礼。いよいよ始まりである。軽く手綱を握って、軽く出した。なんとか動いてくれているようである。速歩で馬場を周り、審判席の前で停止5秒。次に5歩後退。なんとエイブルは右後ろに回転するように後退してしまった。右後ろに回転しながら後退のときは、通常左手の手綱が強いときだ。しかし今の左手は決して強くない。(うーーん。この冷静な判断も上手くなった証拠だ自画自賛。)でも馬はどんどん右後ろに回っていく。結果発表何かを嫌がっているような印象を受ける。

オーノー!

自分の能力以外の事態が起きている。仕方のない事態だ。

諦めて演技を続ける。練習で上手くいかなかった、反対駆歩は上手くやってくれた。これも拍車を強く使わなかったおかげだろうとおもう。

まあ自分としても、上手くやれたほうだと感じて、演技を終了した。

結果は172点の同率8位。日頃の乗り方から見たら、上出来かもしれない。だって上位の人たちは、上手い人たちばかりなんだもの・・・・これ以上の成績は無いと思われた。

大会が終了してから、私の演技ビデオを見て、水越さんが説明してくれた。やはり、基本的に馬が出てないので印象が悪いとの事。やっぱりそうか!!確かに馬を出してないのだから、出てないんだろうな・・・でも出すと馬が興奮するし・・・相反するところである。体験乗馬

この相反する微妙な感覚が必要な時期に来ているのだろう。またもう一年馬に乗っていればその感覚が運良く分かるかもしれない。すべては馬に教わるしかないのだろう。エイブル君が教えてくれるまで乗るしかない。そう感じた大会であった。

また、頼むぞエイブル君。お手柔らかに。


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