大荒れの馬場


2000/12/30

まだ明日一日が残っているが、今年もいよいよ終わりである。一年は本当に早く過ぎていくように感じる。今年の乗馬は今日で最後かもしれない。

先日、久美子がエイブルに乗ってまったくいうことを聞かない状態になった。久美子は冬の寒い間は乗らないほうがベターかもしれない。久美子の乗った後の処理も冬場は結構大変である。馬の我が強くて、先日は鞭を強く入れたらかえってコントロール不能の状態になってしまった。まだ私の技量の至らなさを感じる。

蛭谷君と茶々丸(ところで写真は今年乗馬大会で優勝した蛭谷君。とても優しくて、面倒見が良くてナイスガイです。)

そんなことが伏線にあって、今日の乗馬となった。やはり、馬はエイブル。厩から出してくるときにすでに馬の勢いを感じる。ハミも素直にははめさせてくれない。今日も要注意だなと思って乗り始めた。

乗った瞬間から、速歩をはじめようとする。やっぱりイケイケモードである。拍車を入れないよう注意しながら歩き始めた。蛭谷君も乗馬していたが、馬はばたついている。やっぱり、ここの急激な寒さで馬たちはかなり元気で馬の我が強くなっている。

12月30日なのでやはり休日。乗馬のお客さんも結構みえている。他の初心者の方たちも、乗馬し始めた。案の定、馬たちはバックしたり、少しばたついている。内心、自分の馬も含めても含めて”危ない日だなぁ?!”と感じた。


強くそんな気がしたので、もう降りようと手綱を緩めて終わりの運動に入った。そんなとき、女性の乗った馬が暴れて、女性が落馬した。馬は手綱を右前足に引っ掛けて暴走している。”あばばば、早く馬場から出なくっちゃ!!”幸いにも暴走した馬は私の対角線の位置にいる。これ幸いと、いそいそと下馬し、馬場を出た。”ホッ!!”エイブルなにくわぬ顔

(なにくわぬエイブルの顔である。蹄洗浄ではおとなしそうな顔をしているのに、爺になったためか?初心者を馬鹿にする、お馬鹿な馬である。それに時に横っぱねするし・・・・(^^;))

蹄洗場にエイブルをつないでほっとしたとき、また初心者を乗せた別な馬が暴走している。何かの音に驚いたようだ。今度は手綱が切れている。

今日は寒いのか?車の温度計は朝の8時ころはマイナス1℃。馬は敏感である。それと車の交通量も少ない為か?音が澄んで聞こえる。普段聞こえないような微妙な音まで聞き取れてしまうように思われる。この音に馬が反応する。

冬場の乗馬の難しさである。馬を刺激しないよう、かつ、手のうちに入れるにはそれなりの経験がないと出来ないようだ。またひとつ馬の難しさを覚えた。冬場は心して乗馬するに限る。


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