2001/04/08
桜がほぼ咲きそろい、チラホラ散り始める頃、家康行列の日が来ました。
一週間前の天気予報が雨。乗馬クラブの先生は天候を気にされていましたが、週間予報なんて当たったことが無いので私は心の中で”まず大丈夫天気だろう”と予想していました。案の定、天気は快晴。裏返しに天気予報を見れば当たるので気象庁の週間予報もある意味では役に立ちます。(^^;)
今日は風がややあるので桜の花びらが桜吹雪となってとても綺麗です。そんな状況の中家康行列がいよいよ始まりました。伊賀八幡宮を出発点にして菅生川の川原まで約1時間半の行列です。
行列は滞りなく終わり、菅生川に行列は戻ってきました。アオイ乗馬クラブの面々は行列の進行のリズムが悪かったのか?ひどく疲れた様子で私が写真機を向けても皆さん笑顔が今ひとつ。
いつも元気な木の実さんさえ疲れてしまったのか、車にそそくさと乗り込んで座り込んでしまいました。本当にご苦労様でした。私も本当は手伝わなくてはいけないのですが、例年の如くサボってしまっています。皆さんごめんなさい。
馬から武将が下りた後、各人いそいそと馬運車に馬をしまい始めました。一頭しまい、、二頭しまい、三頭、四頭・・・???!!何かトラブル発生です。
四頭目のマックが車に乗るのを嫌がっています。車に乗るために斜めに板が立てかけてあるのですが、その板の前で動かなくなってしまいました。
どれだけ手綱を引っ張っても駄目、お尻のほうからロープで追いやっても駄目。先生が食べ物を持ってきて、馬運車側から食べ物を差し出しても足は動かないまま。首を伸ばせるだけ伸ばしてちゃっかり食べるものは貰って、脚は進まず。
(この次点で先生の頭の中では”仕方が無いから、誰かにマックに乗ってもらい10キロの道のりを帰ってもらう。”という考えがちらつき始めたようです。)
とうとう、奥の手を出すことになりました。目くらましの術です。競馬場でも時々見ます。ゲートに入らない馬に袋をかぶしてしまって、方向感覚を無くして連れて行く方法です。
マックもついに頭に毛布をかぶせられてしまいました。マックは完全にめくら状態になりました。めくらのまま少し周りを歩いて方向感覚を無くして、いよいよ車のところへ・・・・。緊張の一瞬です。
これで成功しなければ、誰かがマックに乗って乗馬クラブまで帰るのです。
しかし、幸いにも馬鹿なマックは騙されました。車に乗り込んだのです。おもわず回りの観衆から拍手が起こりました。パチパチパチ!!ああ・・・一件落着!!