鐙(あぶみ)が馬の口に・・・・


2001/08/26

お盆も終わり、真夏の乗馬もやっと峠を越した感じになった。朝夕は少し涼しく感じるようになってきた。ぎらぎらした太陽の光も少しやわらかくなった気がする。あくまで気がする程度ですので、まだまだ無茶暑いが・・・。

そんな中、ダッシュに乗って乗馬中に思いもよらないことが起きた。馬場には私と他に初心者の方が二人乗馬中でした。初心者の方がまもなく下馬して蹄洗浄に馬を引いていった。私は速歩で乗馬中。私の乗っている馬がぴくっとした。ふと耳を澄ますと、蹄洗浄からなにやら馬がばたばたしているような音が聞こえて来た。

なんだろうと、馬を止めて音のするほうを見てみると、マックが蹄洗浄の手前でばたばたしている。何か口に引っかかっているようだ。・・・何と引っかかっているのは左鐙(あぶみ)ではないか?えーー!!大変なことになっちゃってる。馬はその鐙をはずそうと目いっぱい首を上げて鐙の皮を引きちぎろうとしている。人間から思うに、首を戻して鐙をはずしてもらうだけで簡単に問題は解決するのに、どうも馬にはその理屈が通用しないようだ。

どうなっちゃうのかしら?と思っていると、なんと乗馬クラブの先生は馬を置いたまま納屋のほうに行ってしまった。馬は誰も手綱を持ってない状態でバタバタしている。皆は怖いので遠巻きに見ている。

あれ??!!あんな状態でいいのかしら?危なくないのかしら??と思っていると、まもなく先生が鎌を持ってきて鐙の皮をスパッと切った。あああ・・・もったいない。鐙は結構な勢いで納屋の壁にガシャン!!と当たった。おおお、あぶない!結構な力で鐙を引っ張っていたんだ。

変なもので、馬鹿な馬はすぐに落ち着きを取り戻した。不思議なものである。

あとから思うにどうして鐙が口に引っかかってしまうのか?ハエを口で追っているときにタイミング悪く鐙がブラーーンと馬の歯に引っかかってしまったのだろうか?原因は良く分からない。

まあ原因はともかく、下馬したら鐙を鞍の上にあげて戻ってきたほうがいいのだろうか?ふと疑問が出てしまった。あとで先生にeメールを送って聞いてみよう。


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