ノルウェー、コペンハーゲンの旅


フログネル公園我が家の旅行は2年ぶりです。今年はアテネでオリンピックがあり、テロが怖かったので、ギリシャから離れた所の方が少しでも安全か?とおもい、北欧への旅にしました。北欧に行くのは初めてです。フィヨルドを一度訪れてみたいと思っていました。

旅行社からパンフレットを取り寄せ、喜んで今回の旅を決めたものの、後に、冷静に考えてみると、飛行機の乗り継ぎの多さ、食事がまずいらしいとの噂を聞いて、内心、今回の旅行は失敗か?と思っていました、。しかし、お金は旅行社に振り込んでしまったし、いまさらどうにもならないので、ともかく出発です。例によって岡崎のバスターミナルから旅行が始まりました。

下調べによると、ノルウェーは日本と同じくらいの大きさの国土に、人口はなんと600万人。日本の人口の20分の1。首都であるオスロの人口が50万人。この数字を聞いただけで、ノルウェーはのんびりした国だろうと想像できました。

前回行ったイタリアは人人人。スリや引ったくりに気をつけろと言われ続けたとても疲れた旅行でした。あれだけスリに気をつけろと言われ続けてしまうと、旅が楽しくなくなってしまいます。
私は田舎が好き。だから行く前から少しほっとしていました。事実、今回の旅行では、コペンハーゲンに着くまでは、まったく日本と同じように、自分の荷物、バッグに無頓着で居られました。純粋にリラックスして散歩等ができました。ロフトフス

オスロ市内のフログネル公園の彫刻は一見の価値があります。一つ一つの彫刻に刻まれた表情、その意味を考え出したら、何日もここで費やす必要があるのでしょう。すばらしい人が居たものだと感心して帰ってきました。

今回の旅行のメインイベントは、ロフトフス、ハダンゲルフィヨルドの辺に立つホテルでの宿泊です。右の写真がホテルの庭からのロフトフスの景色です。向こうの山には夏でも溶けない氷河が見えています。朝日に照らされた山々のロフトフスは、また昼間とは違った表情を見せていました。

心がなごみ、落ち着く風景です。この風景の中で一生を送ることが出来たら、さぞかし長生きできるんだろうなぁと思います。他の場所をキャンセルしても、もう2泊ほどここにとどまっても良いと思うほどでした。

次に、訪問したベルゲンの街も、大変綺麗な所です。メインストリートはあたかもディズニーランドの中を歩いているかのような錯覚を覚えました。鱈で大きくなった街だったそうです。

昔のドイツ人が作った商家の町並みもとても綺麗です。よくぞせせこましい所に沢山の商家を密集させて作ったものです。体の大きいドイツ人が住んでいる割には小さな家、小さな部屋でした。ドイツ人が寝るときに横にならずに、足を投げ出して背を持たれて寝る習慣にはとても驚きました。”寝るときは死んだとき”そう言ったガイドさんの説明が耳に残っています。
ベルゲン
コペンハーゲンは私にとっては、飛行機の乗り換え地点としての意味合いしかありませんでした。アンデルセンの居た所と言う意味では興味はありましたが、今回の旅行に勝手についてきてしまったので仕方なく訪れた形です。人魚姫の像も、ヨーロッパの3大ガッカリの一つと聞いていましたので始めから期待するでもなく、像を見ても思ったよりも良いじゃないか・・・と思ったぐらいの気持ちでした。

こんな所に連れられてくるなら、ロフトフスにあと何泊かしたかったというのが私の実感です。田舎が、静かな所が好きなんですね。

しかし、人それぞれの感じ方があるようで、子供たちはコペンハーゲンに来て買い物が出来たのでよかったと言うのです。ここに来なかったらつまらない旅行だったというのです。

やはり女の子は買い物がないと、駄目なんでしょうか?しかし、あとから写真を見てみると、ロフトフスでボートを漕いでいる子供たちの顔の表情は、たのしそうで、まんざらでもないように思いますが・・・。本当のところはどうなんでしょうか?


オスロ、フィヨルド、ベルゲンコペンハーゲンの写真集、ノルウェー風景のビデオもホームページに載せました。ぜひご覧になってください。


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